代表あいさつ

代表取締役社長 齊藤 淳
皆様こんにちは。
平成16年に弊社を創立し(太白区ひより台ケアラウンジスカイで入居とデイサービスの利用が始まるのは17年7月)、早15年となりました。
当初から株式会社ではあっても、対人サービスとして地域に貢献しよう、そして独善的ではなく私心なくして経営し、「地域に福祉を還元していく」と宣言させていただき今日を迎えました。
その間、仙台市若林区のむにゃむにゃ通りにありますレインボービルでの「連坊小路事業(デイサービス・グループホーム・居宅支援事業)」の事業継承(その後ビル購入)、中々許可が得られなかった太白区ひより台施設内での小規模多機能サービスの創設と、着実に一歩一歩地域ケア実践を積み重ね、職員もようやく弊社育ちの第一号の介護福祉士が登録されるなど、創業期と発展期の厳しい荒波を職員共々なんとか乗り越えて参りました。
昨年は(2018年9月より)新たな挑戦として、若林区荒町拠点(ショートステイ20床・デイサービス)、太白区青山拠点(ショートステイ20床・デイサービス)、多賀城市城南拠点(サ高住20床・デイサービス)の3拠点の事業譲渡を受け、合計5拠点総員約150名の会社となり大きく前進しました。
しかし今日、創業当初の外部環境が激変し、今では介護職の確保が困難になってまいりました。働く世代の人口は毎年減るばかりです。また介護職の不適切なケアも話題に上がりました。
私はこの介護の仕事は、「福沢諭吉 心訓」に「最も尊いことは人の為に奉仕して恩にきせないことです」とあるように、無心に介護するこの仕事は、崇高な人の一助であると信じています。今世界では宗教の違いから紛争したり、戦争地域から何十万人もの人々が故郷を追われ難民化しています。その対立の解決はお互いを尊重することしかありません。しかし賢明な文明人が世界をリードしている現実のお偉方がこのことを理解しているでしょうか?
介護は他人をお世話します。時には排泄を処理し入れ歯を洗浄し日常を支援しますが、そのような生身の関りをさせていただくために、他人ではございますが長年ご苦されてきたご高齢者から、人生の本質を教わり人間の崇高さを学ぶことになる仕事です。まさに愛情をベースとして人を尊重することを学ぶ哲学であり、これが「人類の救い」となる哲学に結び付かなければならないことは必定なのです。
あのダライラマの言葉に、「哲学にはいろいろありますが、基本的に重要なのは、思いやり、他人への愛、他人の苦しみの気遣い、そして身勝手さの排除なのです。」というものがあります。
どうか皆さん、一緒に介護しませんか?人間を磨き高めあいましょう。
株式会社 ソシエニード
代表取締役社長 齊藤 淳